立ち会い出産のメリットやデメリット、
旦那さんがどのくらいの割合で希望しているのかなどを解説します。
中には、見られたくない姿を見られてしまって後悔したなどの意見もあります。
立ち会い出産とは、
陣痛の始まりから赤ちゃんの誕生までをパートナーや家族が立ち会って見守る事をいいます。
目的は、そばにいるだけでなく、
出産の知識を学び、支えながら我が子の出産をパートナーと分かち合う事にあります。
出産の辛さを乗り越え赤ちゃんを迎える喜びを共有できるので、立ち会い出産を希望す方の割合も多くいます。
勿論、立ち合い出産を怖がる旦那もいます。
例えば、血が苦手な人の場合は
無理に分娩室に入らなくても、
・陣痛中にマッサージをしていきみを逃がす
・飲み物を渡してあげる
・励ましの声をかけてあげる
・汗を拭いてあげる |
などをしてあげればそれも立派な立ち会い出産になります。
旦那さんは一緒に産むような覚悟でサポートしてあげましょう。
血を見るとパニックになるような旦那さんや、倒れてしまう旦那さんも実際にいます。
ママは無理に旦那さんを立ち会い出産に強制しないようにしてあげましょう。
次にどの位の割合の夫婦が立ち合い出産をするのか見ていきましょう。
立ち会い出産の割合のアンケート調査があります。
それによると、立ち会った旦那さんと立ち会わなかった旦那さんの割合は約半々です。
立ち会い出産をしたと言う割合の方が若干多く、56%となっています。
立ち会い出産をしなかった割合は44%と意外と少ない結果になっています。
多くの家庭で、一緒に赤ちゃんの誕生を共有している事がよくわかります。
出産に立ち会う人は圧倒的に旦那さんが多い結果が出ています。
尚、立ち会い出産を経験した家族へのアンケート結果によると
・旦那:90%
・親:9%
・その他:1% |
となっています。
どこの家庭も基本は旦那さんが立ち会っています。
次に、立ち会い出産を選ばなかった方へのアンケート結果です。
なぜ立ち会い出産をしなかったのかのアンケートでは以下のような結果が出ています。
・妊婦が拒否した:63%
・旦那が拒否した:10%
・都合がつかなかった:27% |
都合がつかなかったとの回答も多くありますが、
これは病院側が拒否した分も含みます。
里帰り出産などの場合は、
旦那さんの仕事の都合がつかない場合もあるようです。
最も多い回答は、
「妊婦側が拒否をした」で大半を占めています。
妊婦さんが拒否する理由もいくつかありますが
その調査結果を見てみましょう。
・旦那に嫌な所を見られたくなかった
・立ち会い出産を機に旦那に女性として見られなくなってしまうのが嫌だ
・悲鳴などの叫び声を聞かれたくなかった
・出産は先生と自分で集中したかった |
などの声が挙がっています。
逆に立ち会い出産を希望した旦那さんの理由も見てみましょう。
・妻を支えたかった
・少しでも手伝える事があると思った
・一刻も早く子どもの誕生を見たかった
・結婚した時から約束をしていて使命だと思った |
などがあります。
出産に立ち会い、ママを懸命にサポートしたいと言う旦那さんが多くいるようです。
いずれにせよ立ち会い出産は病院側が許可しないと出来ません。
出産の進行具合、赤ちゃんの状態などにより事前に止められる場合もあります。
希望していても病院側にストップをかけられたらその指示に従いましょう。
お産の進行を妨げる結果になり、最悪の場合、
ママと赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。
中には、立ち会い出産を後悔しているママもいるようです。
いくつかの体験談をまとめていますので、
旦那さんを出産に立ち会わせるか悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
「壮絶な出産シーンを旦那に見せてから女性として見てもらえなくなったように感じます。
女性は生理などがあり、血になれていますが、
旦那は血に慣れていません。
ましてや叫んでいる私の事も初めてみたようです。
今までは新婚ホヤホヤでとてもラブラブだったのですが、
出産後は夜の営みもなくなってしまいました。」 |
「出産は本当に苦労しました。
その時に立ち会った旦那に暴言をついつい吐いてしまいました。
腰を押す位置や、力が弱かったり、汗を拭いてくれなかったり...
今考えると、旦那も一生懸命やってくれたのですが
出産時は旦那の事をかまっている余裕はありませんでした。
ついつい「役立たず!」など強い言葉を浴びせてしまいました。
今ではとても後悔しています。」 |
「出産前日に下剤を飲みうんちを出しきったつもりでした。
しかし、出産時にいきみと同時にうんちまで沢山出てしまいました。
それを見て旦那はかなり引いていたようです。
出産時にはうんちも出てしまう事がある事を事前に伝えておくべきでした。
立ち会い出産を旦那にさせる場合、知識をしっかりつけさせておくと良いと思います。
それ以降旦那に女性として見られているのか不安です。」 |
立ち会い出産をして後悔したと語る女性の多くの理由は、
それを防ぐ為に、旦那さんに出産について知識をしっかりと持っておいてもらう事が大切です。
まず決めておくことは、
どこまで旦那さんが出産に立ち会うかです。
赤ちゃんが子宮から出てくるまで、出産が完了するまで見せるかどうかが肝心です。
もし最後まで立ち会わせるなら、
・大量の出血がある
・うんちなども一緒に出てしまう事がある ・聞いた事のないような悲鳴を上げる事もある |
最低限上記の3つは理解しておいてもらいましょう。
それでも、立ち会ってくれると言うなら快く最後までサポートしてもらいましょう。
中には出産まで立ち会わず、陣痛の途中まで立ち会う、立ち会い出産もあります。
腰を押したり、呼吸法を手伝ってくれたり、汗を拭いたり、
出来る範囲だけで構いません。
今後の夫婦生活も考えてどこまで立ち会うかを話し合っておきましょう。
最後まで立ち会うのが立ち会い出産の全てではありません。
肝心なのはお互いが気持よく理解し合う事です。
旦那さんに決して無理をさせない事も愛情かもしれません。