超音波検査では赤ちゃんの性別が分かることがあります。
赤ちゃんの性別はいつ頃から分かるのでしょうか。
超音波検査では他にも赤ちゃんの大きさや正確な出産予定日などがわかります。
超音波検査とは、
かたいものにぶつかると反射する超音波の性質を利用した検査の事です。
妊娠初期の場合は膣に挿入する経膣プローグを使い、
赤ちゃんの器官が成長しているかを確認します。
また、
お腹にいる赤ちゃんについて様々な事がわかります。
性別もそうですが、その他に
どのような事が分かるのか知っておくともっと妊娠健診が楽しくなるでしょう。
妊娠中期~後期は
お腹の上から当てる経腹プローブを使用し、
赤ちゃんの発育状態やトラブルがないか、経膣プローブで子宮頸管の長さも確認します。
赤ちゃんの性別が超音波検査で分かるのは、
妊娠7ヶ月前後です。
男の子の場合は、おしりの下からの角度で男の子のシンボルが見えます。
女の子の場合は、これが何も見えないので判断できます。
医者に
・「お股に何か付いている」
・「男の子かも」
などと言われたらほぼ男の子で間違いないでしょう。
女の子の場合はお股に何も付いていないので判断できます。
ただし、生まれる直前まで女の子だと思っていたら
男の子が生まれてきた! などの体験談はよく聞きます。
逆に男の子だと思っていたら女の子だったと言うケースは稀です。
赤ちゃんの性別判断については下記でも解説していますので参考にしてみて下さい。
超音波検査は
・2D
・3D
・4D
と3つ種類があります。
それぞれの違いを解説します。
通常行われる検査の事です。
モノクロ画面にプローブを当てている部分の断面図が写っています。
硬い骨などは反射しやすい為、白く映ります。
羊水や内蔵などは軟らかい為、黒く映ります。 |
2Dの画像をコンピューターで自動で重ね合わせ、
立体的にした画像の事です。 |
最もリアルに(立体的に)お腹の赤ちゃんの様子が見えます。
3Dの映像に動きを加え、お腹の赤ちゃんの様子が詳しく見えます。
鼻の高さや、目の大きさ、口が動いている姿まで見えます。 |
超音波検査の写真の見方が分かると妊娠生活がもっと楽しくなります。
実際に、超音波検査の写真を貰っても、
意味不明な記号や文字が書いてある事が多いです。
(上画像の右端と下参照)
この記号や文字が何を意味しているのか解説していきます。
実は、お腹の赤ちゃんの情報が沢山隠されています。
見方が分かるようになると、健診に通うのも楽しくなります。
・+マーク:測定値
医師が測りたい部分の両端に+マークをつける正確な長さが測れます。
・AGE: 妊娠週数
測定された値から推定される妊娠週数を表示しています。
・EDC:出産予定日
主に妊娠12週未満の、赤ちゃんの大きさに個人差がほとんどない時期にCRL(頭殿長)・BPD(児頭大横径)を元に出産予定日を算出します。
・GS:胎嚢の大きさ
胎嚢とは赤ちゃんが入っている袋の事です。胎嚢は子宮内にあり心拍の確認ができれば妊娠が確定します。
・CRL:頭殿長
頭からおしりまでの長さの事を言います。胎児の身長の事です。
・BPD:児頭大横径
頭の左右の幅の事です。妊娠12~15週頃妊娠週数や出産予定日を算出する時に使用します。
・FL:大腿骨長
大腿骨長とは太ももの付け根から膝までの長さの事です。赤ちゃんの発育を見たり、推定体重の算出に使います。
・AC:腹部周囲長
お腹の周りの長さの事です。APTD、TTDとともにお腹の発育具合を確認します。
・APTD:腹部前後径
赤ちゃんのお腹の前後の厚みの事です。お腹の発育具合以外にもFLやTTDとともに推定体重の算出にも使います。
・TTD:腹部横径
赤ちゃんのお腹の左右の幅の事です。腹部の発育具合を診断するとともに、FLやAPTDとともに推定体重を算出します。 |